ちょっと前の日本の農村の暮らしでは、農閑期には山に入って、木を切り、それを炭にしていました。
炭は暖房、料理から、空気清浄、除湿、はたまた、畑にまいたりと、生活に欠かせない必需品でもありました。
現在、炭焼きができる人は年々減っていって、山も手入れが行き届かなくなっています。
そんな炭、もう一度見つめ直してみませんか?
驚くべき効果がたくさんありますよ。
≪竹炭製造過程≫
4~5年生の孟宗竹を伐採します。
竹林は番傘が通るくらい間隔があいているのが理想です。
竹を倒したら一定の長さに切断します。
そして気合いを入れて竹置き場まで運びます。
伐採したのが山の上で竹置き場が麓だったりすると大変です。
ある期間放置(自然乾燥)したら、窯の大きさを考慮して竹を分割します。
長さを決めて、チェーンソウで切ります。
竹はみんな違うのでルーチンワークではないのです。
分割した竹を板状に割ります。
無心に鉈を振っていると、まれに世界が真白くなります。
悟った!と思う前に水を飲みます、脱水症状で倒れないように。
竹を窯に入れます。
窯の中は狭く暗いので閉所マニアにはたまりませんが、想像力が豊かであれば軽いパニックになるかもしれません。
全部入れたら火を点けます。
そのまま、燃やすと全部灰になってしまうので調節します。
温度をゆっくりゆっくり上げていきます。
秋には隣で栗をゆでたり、秋刀魚を焼いたり、焼き芋を焼きます。もちろん窯で焼いた木炭を使います。
窯の上が暖かくなるので昼寝にもってこいです。油断すると焼けどするかもしれませんが。のんびり煙を眺めていると『きわだ』になります。そしたら竹酢液を取り始めます。
竹酢液採取中も窯から出る煙の状態や風の強さなど絶えず環境の変化に注意します。お客さんが来たら喋りに集中しつつも自然に気を配ります。
冷めたら、ふたを開けて竹炭を取り出します。
木炭をWEB SHOPにて販売しております。
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